福岡県宮若市水原在住の北崎守孝です。

市役所勤務を退職後、認定農業者として、地域や農業一筋に一生懸命頑張っています。

ドローンによる農薬散布が注目される背景

まず、ドローンによる農薬散布が注目されている背景について解説します。
現在、日本の農業は農家の高齢化や若年層の都市部への流出などにより、深刻な「担い手不足・労働力不足」に悩まされています。現役の農業従事者は高齢化によって広大な農地の耕作や管理が困難となり、新たな担い手も時間的な拘束や負担の大きさから就農を敬遠しているのが実情です。

こうした背景のもと、従来は重労働である農薬散布の作業負担を軽減し、より短時間で完了できるドローンを用いた農薬散布が注目されています。

また、農林水産省を基軸とした「農業用ドローンの普及拡大に向けた官民協議会」の発足からも、国が農業へのドローン普及に注力していることが分かります。


ドローンによる農薬散布3個のメリット

1.作業負担を軽減できる

ドローンを用いることで、従来の農薬散布にかかる作業負担を大幅に軽減できます。
従来の方法では、農薬で満たされて重くなった噴霧器を担ぎ、広大な農地を歩き回りながら散布しなくてはなりません。作物を踏み倒さないように注意を払う必要もあります。

対して、ドローンによる農薬散布であれば作業者は定位置で操作を行うだけであり、農地に踏み入ることなく作業を完了できます。

2.作業時間を短縮できる

作業時間の短縮もドローンを用いて農薬散布を行うメリットです。農林水産省の報告によると、動力噴霧器で1ヘクタール当たり約2時間かけていた農薬散布をドローンで代行することにより約15~30分で完了できたという事例があります。作業時間を実に1/8~1/4に短縮できたことになります。

3.農薬散布を安全に行える

ドローンを用いることで、作業者の安全性が増します。従来の方法では、至近距離での散布を行うため、防護服を着用していたとしても霧状の農薬に触れたり、吸い込んだりしてしまうリスクは避けられません。対してドローンによる農薬散布であれば、遠隔操作により一定以上の距離を保った作業を行えるため、作業者の安全性が高まります。


農業を救うドローン


ドローン活用を紹介するテレビ

料金表

1反(1,000㎡)当たり2,000円


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